尿道にクラミジアが入り込み感染するために起こる病気です
尿道にクラミジアが入り込み、感染するために起こります。
クラミジアの感染経路
性行為により女性の性器・咽頭から男性の尿道に感染する病気です。
クラミジアは理論上は性行為以外でも感染の可能性が0%とは断言できませんが、性行為以外で感染する可能性は低いです。
お手洗い、風呂、公衆浴場などの間接的な接触が感染経路となることはほぼ考えられません。
性行為により感染率は1回で30%から50%くらいです。
クラミジアの潜伏期間
感染後1週間から3週間前後
クラミジアの症状
淋菌性尿道炎に比べると、発症するまで経過が長く、症状が弱い傾向にあります。
また、咽頭クラミジアの場合、9割が無症状です。
人によっては症状があまりない場合や、無症状のケースもあります。
治療せず放置していると、炎症が広がり精巣上体炎や前立腺炎になることもあります。
女性
- 8割程度が無症状
- おりもの増加・排尿痛・不正出血
男性
- 5割程度が無症状
- 尿道のかゆみ・違和感 排尿痛 尿道口に分泌物
『淋病』、『尿道炎』について詳しくは下記からご覧いただけます
クラミジアの検査
- 受付で尿カップをお渡ししますので、トイレで採尿していただきます。
- 検査は尿中PCR検査とよばれる、クラミジアに特有の遺伝子を増幅させる精密検査になります。
- 当院では、外部の検査会社に委託をしております。
- 検出されるクラミジアが少量の場合には、偽陰性(クラミジアに感染しているにもかかわらず、検出されない)になることがあるため、即日検査は実施しておりません。
クラミジアの治療方法
- 抗生物質の飲み薬を使用します。
- マクロライド系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系の抗生物質などを選択します。
- 1回飲むと1週間効果が持続する薬(アジスロマイシン 250㎎ 4錠)を使用することがあります。