皮膚科専門医とは日本皮膚科学会が認定する専門医認定試験に合格した医師が謳える資格名です。

皮膚科の医師は患者様の患部を視診（目で見て）、触診（触って）、必要がある場合は皮膚の一部を採取し（皮膚生検）、1,000種類以上もある皮膚病から病名を診断し的確且つ適切な治療を行う必要があります。

これらの一連の診療は経験が必要なため、指定病院で5年以上のトレーニングを重ね、診療実績や手術実績、論文の発表、学会での発表・研究の実績等、それらの条件を満たす必要があります。

それに加え5年ごとに専門医資格を更新する必要があり、皮膚科医として常に研鑽を積むことが求められます。

日本国の場合、医師免許を所持していれば、届け出をすることで診療科目を自由に標榜することができます。

それ故、皮膚科を標榜している医療機関でも皮膚科専門医が診療しているとは限りません。皮膚科以外の医師がついでに皮膚科も標榜しているケースがあります。皮膚科の研修歴がなくても皮膚科を標榜し診療してもよいことになっています。

日本全体では、皮膚科を標榜する医院のうち、皮膚科専門医はおよそ3割程度と言われています。

地域により都心部では皮膚科専門医を取得することが難しい場合があり、日本皮膚科学会の正会員であっても、皮膚科専門医を取得できないまま医院の開院に至っているケースもあります。

上述の通り、皮膚病には判別が難しい場合もあります。他院での治療で症状の改善が見られない等、皮膚のトラブルに関してお悩みの方は皮膚科専門医が診療する当院へご相談ください。