『クラミジア』と『淋病』について
『クラミジア』と『淋病』は異なる種類の感染症でありますが、似ている点も多々あります。
性交渉が感染経路である点、感染しても無症状の場合もある点、治療に関しても投薬治療となりますし、性交渉が主な感染原因である以上、不特定多数のパートナーとの性交渉を避ける点、あるいは避妊具を使用しての性交渉を徹底する点など、予防策もほぼ同じ物です。
また、クラミジアと淋病が併発しているケースもあります。
一方で潜伏期間など違う点もあります。
クラミジアと淋病の違い
クラミジア | 淋菌 | |
---|---|---|
潜伏期間 | 1週間から3週間程度 | 2~9日程度 |
初期症状 | 女性 自覚症状に乏しい 男性 感染しても半分は無症状 排尿時の軽い痛み |
女性 おりものの変化や不正出血もしくは、自覚症状に乏しい 男性 通常ドロッと膿が出現し、排尿時に痛みが出る |
発症スピード(男性の場合) | 比較的緩やか | 急激 |
『梅毒』について
梅毒は、感染から4週間経っていれば血液検査での確認が可能です。
しこりなどの病変がある場合には、その幹部から細胞を採取して検査します。
『ヘルペス』について
ヘルペスの検査は症状や皮膚の変化で診断されることもありますが、水疱など腫瘍がある場合には採取して検査を行います。
『毛じらみ』について
診察にて毛じらみや、その卵を確認します。
採取して顕微鏡で見ることで確認できますが、毛じらみは自分の肉眼でも確認できます。
『B型肝炎』・『C型肝炎』・『HIV』について
当院では血液検査を行っております。